京都亀岡市の事故に思う

昨日の朝、京都府亀岡市で起きた凄惨な事故。
小学生一人、妊婦一人(胎児も)亡くなり、小学生2人がいまだ意識不明の重体という、誰が見てもいたましい事故。
車を運転をする者として思うことが多々ある。
一晩中運転したり疲れたりしていて居眠り運転になる、ということはお恥ずかしい話、免許を取って20年近くにもなると私にも何度かは経験はある。
私は運良く、たまたま事故を起こさなかっただけなのだろう。
現場のような細い田舎道、制限時速3,40kmのところを5,60kmで走った事だって正直何度もある。
もしあの時、子供が飛び出してきてたら・・・?
逆に制限速度40kmくらいで走ったら後ろから煽られて猛スピードで抜かされたことだってある。
そのくらい居眠り運転やスピード違反などはごく身近にあり、事故のニュースを見るたび運転するということはいつだって自分が加害者になることを再認識させれれる(そしてすぐ忘れ去られる)。
運転していると、そのハンドルの軽さ加速の速さから忘れがちなのだが、車を動かすということは1トン以上にもなる重い物体を高速で移動させていることに他ならない。
今回事故を起こしたのは無免許運転の男性。18歳未成年ということで名前すら報道されない。
無免許でこれだけの事を起こしながら、危険運転致死傷罪には問えないかもしれないらしい・・・
危険運転致死傷罪は「飲酒運転、異常なスピード違反、未熟運転」など運転行為そのものが危険な状態、あるいは執拗な幅寄せや割り込み信号無視などの悪質な危険な運転で事故を起こして(起こさせて)しまった時に問えるものらしい。
一晩中運転していたり、日常的に運転していたとみられる彼は「未熟運転」とは見られないらしい(免許の有り無しは関係ない。)
そんな馬鹿なことがあるのだろうか・・・
無免許運転が「危険運転」じゃなきゃなんなんだ。
運転免許というのはただ単に「運転技術がある、ない」というだけではなく、車という重い凶器を公道上で「運行させる許可」をもらい「安全に運行させる義務」を負うものだと思う。
1トンもの物体が時速数十キロで人間にぶつかるというのはどういうことなのか。免許取得時や更新時にもっともっとこういう認識を植え付けなければならないのではないだろうか。
教習所などに行った事ないであろう彼は、学科みたいなものも聞いたこともなく、運転そのものも軽く考えていたのだろう。
「居眠りしていた」・・・少年よ、そうだね、一晩中運転してたら眠くなるもんね、事故はしょうがないね・・・
ってなるわけないだろ?
君のしたことは「事故」ではなく、許可なく凶器を乗り回して使い方を間違い人を殺めた「殺人」なんだよ。
君がこの先どれだけ反省して更正しようとも、亡くなった小学生、妊婦さん、生まれてきたであろう赤ちゃんは2度と帰ってこないんだ。
それを少年にも言いたいが、これから事故を起こしたくない自分自身にも深く心に刻んでおきたい。事故を起こして自分も家族も遺族も悲しませたくないから。
車でも自転車でも、いつ、どこで自分が加害者になるか分からない。いつも安全運転に気を配っていたいと思わせるニュースだった。
亡くなった方のご冥福を心からお祈りしたい。



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