エジプト - PIXY’s ROAD

今日は節分。昨日今日と暖かい天気で、今日は福島でも久々に（40日ぶりくらいらしい）最高気温が10℃になったようです。
自由業の嫁は日中自転車に乗って50km近く走ってたみたい･･･うらやましい。
さて、エジプトで反政府デモが起こり長らく続いたムバラク大統領が即時退陣となるかどうかの瀬戸際まできている。
15年くらい前にエジプトに旅行に行ったことのある自分としては、今回のような大規模デモが起きて正直悲しいです。
当時から早稲田大学の吉村先生の活躍もあってか、日本人にはニコニコ対応してくれる人たちが大勢いました。
今回のデモに関してもニュースで吉村先生が「温和な彼らはまさかそこまではしないだろう」と思っていたのに大規模なデモが起こってしまって「残念というか悲しい」みたいなことを言っていました。
初めての海外旅行でエジプトに行き（しかも新婚旅行ｗ）海外というカルチャーショックを受けつつも、エジプトの人々の暖かさや面白さを感じて、「海外旅行っていいなぁ」と思わせてくれた国。
エジプトは観光で外貨を得ているところもあり、観光都市と地方を比べると確かに貧しい生活圏の人たちも居ましたが、みんな心が豊かだったのを覚えています。
変に「恵んで！恵んで！」みたいなこともなく、「こっちにいい観光スポットがあるぜ！」って教えてくれて「お礼頂戴」みたいな気持ちのいいギブアンドテイクが出来て･･･。
アスワンの下町市場で買い物をしていたとき、傍らに猫を抱いた少年がいて「How much is this cat?」って冗談で聞いたら、満面で笑ってくれた。露天での値切り交渉して、無茶な値段言うと「オォ!アリバ〜バ！」とか笑いながら言われて、何かと思ったらたぶん「そんな！無茶な！」的な意味だったんだなぁとか。
「ナイルの水を飲んだらまたナイルに戻れる」って言葉を知っていたので、アスワンで船に乗っているとき嫁と一緒にちょっと飲んでみました（お腹壊すかもしれないので、やるときは自己責任で^^;）。とてもやさしい味がしたのを覚えてます。
カイロでは5つ星のホテルだったのですが、私たちのようにジーパンなんかでふらふらするには勿体無いくらい立派なホテルなのに、ボーイさんが気さくでいろいろ楽しい会話ができて･･･。
私たちがエジプトに行った半年後、ルクソールのハトシェプスト葬祭殿で邦人観光客を含む60人以上が殺害されるテロがありました（調べたら1997年秋ですね）。あの時も衝撃でしたが、それでもエジプトはいい国、という印象は変わりませんでした。
今回もこんな大規模なデモが起きて、「エジプトも中東、イスラム教の国、危ない」というイメージがついてしまった人がいるかもしれません。
でも、私はまだエジプトが大好きです。今はたしかに治安が不安定になっているかもしれませんが、エジプトはとてもいい国です。
早く治安がよくなって、再び観光大国として復興してくれることを切に望みます。

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